経歴
連 健夫(むらじ・たけお)
1956年京都市生まれ、多摩美術大学卒業、東京都立大学大学院修了後、建設会社に勤務、10年間、建築設計実務に携わる。
胃の手術がきっかけで91年に渡英、ロンドンにあるAAスクールに入学、AA大学院優等学位取得の後、同校助手(セドリック・プライス DipUnit 12A*)、東ロンドン大学非常勤講師、在英日本大使館技術嘱託を経て96年に帰国、有限会社連健夫建築研究室・一級建築士事務所を設立する。
設計活動の傍ら、早稲田大学や芝浦工業大学で非常勤講師を務めるなど教育にも関わっている。「心と対話する建築」を目指しコラージュを用いた参加の設計等、施主とのコミュニケーションを大切にした設計活動を行なっている。また、港区登録まちづくりコンサルタントとして赤坂通りまちづくりの会や六本木三丁目東地区のまちづくりに関わっている。復興支援としては、いわき市豊間敷地区、東松島市住宅再建に関わった。2023年6月~NPO法人 CHArシニアアーキテクト、(有)連健夫建築研究室・取締役
*AA School PROJECT REVIEW94-95
資格
- 登録建築家(20400022)
- 一級建築士(164065)
- 一級建築施工管理技士(59354071)
- インテリアコーディネーター(890594A)
- 認定まちづくり適正建築士(2018W004)
- 既存住宅状況調査技術者(0217300139)
- ADR調停人(1700990068)
- シニアライフ環境アドバイザー(A0011)
会員等
- 日本建築まちづくり適正支援機構代表理事
- 日本建築学会会員
- 日本建築家協会フェロー会員
- 日本建築士会会員
- AA会員(ロンドン)
- 日本建築家協会・建築まちづくり委員会委員長
- 日本建築学会情報設計小委員会委員
- 港区景観アドバイザー
- 港区まちづくりコンサルタント
- 港区建替え・改修支援コンサルタント
教職歴
- 1994-1996
- AAスクール助手(ディプロマコース及び大学院、設計)
- 1994-1995
- 東ロンドン大学非常勤講師(ディプロマコース、設計)
- 1996-2004
- 日本建築専門学校非常勤講師
- 1996-1999
- 多摩美術大学非常勤講師
- 1996-1998
- 東京都立大学非常勤講師
- 1997-1999
- 東京電機大学非常勤講師
- 1997-2010
- ルーテル学院大学非常勤講師(バリアフリーの建築論)
- 2000-2008
- 川崎市民アカデミー講師(福祉の街づくり講座)
- 2001-2004
- 明治大学兼任講師
- 2008-2018
- 首都大学東京オープンユニバーシティー講師
- 2013-2017
- 首都大学東京非常勤講師(都市空間特論)
- 2013-現在
- 早稲田大学非常勤講師(建築論)
- 2015-現在
- 芝浦工業大学非常勤講師(建築家職能論)
受賞暦・建築選
- 2019
- フェーズフリー住宅デザインコンペ2019 フェーズフリ―住宅賞
- 「農業×福祉×まちづくり 田園都市生活シェアハウス」
- 2016
- GOOD DESIGN AWARD 2016 グッドデザイン賞
- 「荻窪家族レジデンス 地域開放型シェアハウス的多世代賃貸住宅」
- 2016
- JIA関東甲信越 地域に根ざす建築作品・活動 カタログ2016 大会奨励賞
- 「荻窪家族レジデンス 地域開放型シェアハウス的多世代賃貸住宅」
- 2015
- 建築学会2015年建築デザイン発表会[テーマ部門]【大きな家】発表賞
- 「荻窪家族レジデンス 地域開放型シェアハウス的多世代賃貸住宅」
- 2014
- 環境未来住宅コンペティションin東松島 最優秀賞
- 「井の字型ハウス」
- 2008
- 日本建築家協会優秀建築選2008
- 「児童養護施設ゆりかご園 心理療法棟(コスモス)」
- 2007
- 提案論文、最優秀賞(兵庫県)
- 「信頼される建築とは何か」
- 2006
- 日本建築家協会優秀建築選2006
- 「ルーテル学院大学新校舎」
- 2006
- こども環境学会デザイン奨励賞
- 「白鴎大学はくおう幼稚園おもちゃライブラリー」
- 2005
- 芦原義信奨励賞
- 「白鴎大学はくおう幼稚園おもちゃライブラリー」
- 2005
- 栃木県建築景観賞
- 「白鴎大学はくおう幼稚園おもちゃライブラリー」
- 2003
- 全国墓石コンクール、ニューデザイン賞
著書
- 2006
- 心と対話する建築・家
- /技報堂出版株式会社
- 1996
- イギリス色の街
- /技報堂出版株式会社
共著
- 2021
- 建築系のためのまちづくり入門
- /学芸出版社
- 2016
- 荻窪家族プロジェクト物語
- /萬書房
- 2012
- 3.11とグローカルデザイン 世界建築会議からのメッセージ
- /鹿島出版会
- 2011
- フィールドワークの実践 建築デザインの変革をめざして
- /朝倉書店
- 2011
- 建築設計のための行く/見る/測る/考える
- 発見・発想・試行のフィールドデザイン
- /鹿島出版会
- 2008
- ASIAN ALTERITY
- /World Scientific Publishing Co.Pte.Ltd.
- 2003
- 対話による建築・まち育て
- /学芸出版社
- 1999
- through the floating world
- /AA asia
- 1998
- Contemporary Vernacular Conceptions+Perceptions
- /AA asia
- 1998
- 高齢者施設の個室ケアマニュアル
- /中央法規
- 1995
- 学校建築海外事例集
- /彰国社
- 1993
- 子供の空間、幼稚園・小学校
- /彰国社
- 1989
- 学校の多目的スペース
- /彰国社
- 1989
- CAIハンドブック
- /フジテクノシステム
寄稿
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良質な建築、美しいまちづくりの仕組み デザインレビュー、日本版CABE、認定まちづくり適正建築士
建築士 / 2020.5
良質な建築・美しいまちづくりの仕組み→建築家が力を発揮する機会 デザインレビューやまちづくりのアドバイザーの担い手
JIA Bulletin 建築家 / 2019.冬号
デザインレビューやまちづくりのアドバイザー「認定まちづくり適正建築士」の普及を!日本版CABEの仕組み
建築ジャーナル / 2018.12
作品づくりだけでなく、環境・保存・災害・まちづくりに建築家の能力を使う意味 JIA建築大会2017四国、4会合同シンポジウムを通して
JIA Bulletin 建築家 / 2018.春号
認定まちづくり適正建築士・建築系ADR調停人「良質な建築・美しいまちづくりの仕組」
JIA MAGAZINE/ 2018.03
これからの時代に・・・建築・都市づくりの仕組みから考えよう!
建築ジャーナル/ 2017.01
理想の高齢者住宅とは?「荻窪家族レジデンス」の取り組み
建築ジャーナル/ 2016.08
- 助け合い型マイホーム 高齢者が求める「他人と支えあう自由な暮らし」
- 日経アーキテクチュア 2015.12
- 良質な建築、美しいまちづくりのための仕組みづくり
- JIA MAGAZINE / 2015.12
- ココロ豊かな大家になる方法 建築士事務所が出来る“3つのこと”を知る
- 大家四季報 2015年秋号 / 2015.9
- 荻窪家族プロジェクト
- 新建築 2015.08
- ココロ豊かな大家になる方法 建築士法改正の意味を知る
- 大家四季報 2015年夏号 / 2015.7
- シンポジウム「良質な建築・まちづくりのアドバイス機構をつくるためには?」で浮き彫りになったこと
- JIA Bulletin 建築家 / 2014.11
- オリンピックレガシーを捉え、今後の良質な建築・美しいまちづくりに繋げる
- 建築とまちづくり No.433 / 2014.9
- いわき市豊間復興協議会事務所づくりワークショップ
- いわき建築士 / 2014.1
- なぜ今、「良質な建築・まちづくり機構」が必要なのか
- JIA MAGAZINE / 2013.10
- 「グローバルとローカルの間にあるもの」
- JIA Bulletin 建築家 / 2013.10
- CABEから何を学び、日本の建築・まちづくりに活かすのか
- JIA Bulletin 建築家 / 2013.3
- 「3.11とグローカルデザイン」シンポジウム
- JIA Bulletin 建築家 / 2013.1
- シンポジウム「日本版CABEを考える」
- JIA MAGAZINE / 2012.8
- 災害は、建築と都市を変えるのか。専門家の役割とは。『3.11とグローカルデザイン』書籍紹介
- JIA MAGAZINE / 2012.4
- WEB世代建築家・藤村龍至氏に見る新たな建築の意味
- JIA Bulletin 建築家 / 2010.11
- 松原弘典氏にみる積極的受身
- JIA マガジン 建築家 / 2010.7
- コラボレーションこそが、夢を創造するカギ
- JIA マガジン 建築家 / 2009.9
- 垣根のないデザインを再考する 大倉富美雄講演「デザイン力 デザイン心」
- JIA Bulletin 建築家 / 2009.6
- 渡辺武信氏講演会:住宅における物語性とヴァナキュラー性の意味
- JIA Bulletin 建築家 / 2009.2
- 心と対話する建築-コラージュを用いた設計手法について
- JIA Bulletin / 2008.8
- アジアの建築・ニューディレクションシンポジウム報告
- JIAマガジン 建築家 / 2007.11
- 「建築の信頼回復フォーラム」主催する提案論文で最優秀賞受賞
- JIAマガジン 建築家 / 2007.6
- ルーテル学院大学新校舎、見学会・シンポジウムで表出したもの
- JIA Bulletin / 2006.12
- ヴァナキュラーからの変換の意味
- JIAマガジン 建築家 / 2005.6
- 石井和紘氏「地球学・赤坂・海外数奇屋」講演にみる本物のアバンギャルドの意味
- JIA Bulletin / 2004.12
- コラージュを用いた心と対話する建築(空間主義から意味の建築へ)
- JIAマガジン 建築家 / 2004.5
- 対話による建築・まち育て~参加と意味のデザイン
- 沖縄建築Vol.35 / 2003-2004
- 現代ヴァナキュラーを視点に、アジアの建築家達と共に見た沖縄建築
- 沖縄建築Vol.34 / 2002-2003
- 追悼セドリック・プライス、あなたには多くのことを学びました。
- Casa BRUTUS / 2003.11
- これからの国際化に求められる「意味の建築」という視点
- JIAマガジン 建築家 / 2003.1
- 「生と死の場所性」から考える本物の計画学
- JIA Bulletin / 2002.4
- 建築と場所性からデザインを考える
- JIA Bulletin / 2002.2
- ブラジリアの都市計画と近代建築を見る視点
- Consultant 214号 / 2002
- 延藤氏の「まち育て論」からうかがえる今後の建築の意味
- JIA Bulletin / 2001.12
- 今、必要とされる「ものづくりの心」
- JIA Bulletin / 2001.6
- バナキュラーからの変換
- JIA Bulletin / 2001.5
- 手とアタマの新しい関係
- JIA Bulletin / 2001.5
- イギリスにおけるスチューディオ教育
- 建築雑誌 / 2000.8
- 「マンションへの取組:南條洋雄氏」の講演で感じとれる建築家の意味
- JIA Bulletin / 2000.5
- 新・デザイン部会の活動について
- JIA Bulletin / 2000.5
- 八王子みなみのシティ第3期に参画して[計画の狙い・プロセス・外構デザイン・今後の課題]
- 家とまちなみ / 2000.3
- 対照的な建築の味
- JIA Bulletin / 2000.3
- まちなみ大学[第3期] 設計演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
- 家とまちなみ 別冊 / 1999.8
- 英国の住宅・住宅地計画
- 家とまちなみ 別冊 1999.7
- Transfer From Vernacular
- through the floating world / 1999
- 心と対話する村、ゲーテアヌム
- 家とまちなみ Vol.17 / 1998.9
- 田園都市の系譜とイギリスの住宅地計画
- 家とまちなみ 別冊 / 1998
- アメリカのエッジシティ概観
- 家とまちなみ 別冊 / 1998.11
- まちなみ大学[第2期] 設計演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
- 家とまちなみ 別冊 / 1998.8
- Vanacular in Memory
- Contemporary Vanacular Conceptions / 1998
- 創造的建築家教育の体験
- C&D 111,112,113号 1997~1998
- コミュニティーとケア -イギリスにみる福祉の豊かな街づくり-
- 季刊「総合看護」別刷 1997.1号
- 建設省プロポーザル方式コンペの擬態
- コンペ&コンテスト №51 / 1997
- 伝統と創造の心地よい共存
- 朝日新聞 / 1996.6.4
- 近代建築保存の公開コンペを
- 京都新聞 / 1996.5.15
AAスクールの建築教育の実際
多摩美術大学研究紀要/1995.11
- AAスクールの建築教育の特徴
- 新建築 / 1995.5
- ハンスタントン・スクール訪問
- 教育と施設 / 1995.51冬号
- 最近のイギリスの小学校
- 教育と施設 / 1995.48春号
- AAスクールの建築教育と創造性に関する設計プロセス
- 建築雑誌 / 1995.9月号
- 多彩なロンドンの建築模様
- INAX REPORT №121 / 1995
- AAスクール学長の功罪
- 日経アーキテクチュア №512 / 1995.1.30
研究業績
- 研究業績↓
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掲載雑誌
荻窪家族プロジェクト物語/(荻窪家族レジデンス)
住宅/2017.1
他人同士、地域ぐるみで“家族”になる?/(荻窪家族レジデンス)
いきいき/2015.7
Gathering spots build warm community ties/(荻窪家族レジデンス)
読売新聞(英語版)/2015.4/17
地域特性に応じた「暮らしの保健室」の在り方を考える/(荻窪家族レジデンス)
DiaNews_no.81
地域に開いた多世代型賃貸住宅/(荻窪家族レジデンス)
売り主と地主
地域が行き交う多世代住居の新たな可能性/(荻窪家族レジデンス)
Machinami_Vol.54
みんながあつまる場としてのリビング/(丸窓の家)
東京の経験豊富な建築家とつくる家/2014.2
隣人と絆で結ばれる家/(立石の繋がった2つの家)
ホームプランニング/2012.10
綿密な対話から生まれるキーワードを元に地中海のイメージで1階をリフォーム/(N邸)
こんにちは、建築家です!/2010.7
休憩とリラックスのために極上のバスルームをもつ贅沢/(N邸)
BonChic/2010.4
武蔵野の自然に調和する新校舎/(ルーテル学院大学新校舎)
SchoolAmenity/2010/4
児童養護施設 ゆりかご園 心理療法棟(コスモス)
現代日本の建築家 優秀建築選/2008.6
ルーテル学院大学職員住宅
関東の建築家インデックス/2007.9
成長する子供たちのために建売住宅をリフォーム/(波打った壁のある家)
ニューハウスムック/2007.5
ガラスの箱のガレージ。光とマセラティの家/(光と車の家)
ガレージのある家 Vol.9/2007.4
「信頼できる建築とは何か」公募論文最優秀賞受賞
神戸新聞/2007.3
スキップフロアのたのしい階段/(見晴らし台のある家)
建築家の家本(55人の建築家ガイド)/2006.8
ルーテル学院大学新校舎(トリニティーホール)
現代日本の建築家 優秀建築選/2006.6
心と対話する建築
建築ジャーナル/2004.10
モノを捨てなくてもしまう場所は作り出せる!/(波打った壁のある家)
美しい部屋/2004.7
関東の建築家インデックス/2004.6
現代日本の建築/2004.1
ルーフデッキにスタジオ、大工の出来る土間「自分スタイルの家」/(ルーフデッキのある家)
スタイルハウス/2003.12
建売住宅をリフォームして待望の家族の個室とコラージュ棚を/(波打った壁のある家)
ニューハウス/2003.11
本当の心地よさへの近道は、プラン・施工への「程よい参加」/(ノアの箱舟と名付けられた家)
モダンリビングNo.150/2003.9
コラージュを用いて住み手の意識を建築に変換
モダンリビングNo.150/2003.9
コラージュで建て主と対話、参加型の住まいづくり/(見通しの家)
家づくりの王道/2003.6
子どもに住まいの大切さをかんがえさせるには?/(すっぴんの家)
モダンリビングNo.147/2003.3
木の質感たっぷり。個性的なアレンジを加えた新和風住宅/(すっぴんの家)
月刊ハウジング/2002.12
離れをチャペルとして独立させたアネックス付きウィークエンドハウス/(ウォーターハウス)
スタイルハウス/2002.11
英国と日本の文化の良さを生かす/(すっぴんの家)
マイホームプラン/2002.8
コラージュを元に、住み手の要望を素直に表現する。/(すっぴんの家)
スタイルハウス/2002.2
フロントガーデンとバックガーデンの演出を変えて楽しむのが英国流/取材協力
輸入住宅/1999.12
本当に欲しい家を手に入れるために、こんな手法もある
週刊ダイヤモンド/1999.10
建て主の家族全員が参加した「コラージュ」設計の家づくり/(ツリーハウス)
日経アーキテクチュア/1999.10
白壁・瓦・縦リブで京都の街並みに溶け込む/(ヌードルハウス 尾張屋)
商店建築/1999.8
「ツリーハウス」は家族がともに成長する器/(ツリーハウス)
新しい住まいの設計/1999.7