知的障害者のための作業所の増築工事です。

参加のデザインができる設計者として依頼を受けました。現状の問題点(アラ)を解決すると共に、良さ(タカラ)を活かすべく、KJ法で整理しました。またスタッフ皆でコラージュ大会を行い、夢を共有しました。この中で、人の繋がり、力強さ、変化の富んだ空間、作業のスムーズな流れ、管理と作業空間のゾーニングなどが求められました。

全体はエントランス土間を中心に正方形平面の下処理室、長方形平面のキッチンなどのバックヤード、楕円形平面の管理室を配置することにより、土間エントランスが多様なニーズに応えると共に人を迎えるような雰囲気をつくることができました。施工においても参加の機会を設け、壁に断熱材替わりに古新聞を埋めるワークショップや塗装ワークショップ、ウッドデッキ制作ワークショップなどを実施し、皆で作ったさくらの家が完成しました。

 

所在地:島根県隠岐郡海士町
延床面積:145.60㎡
構造:木造2階建
竣工:2009.3
施工:楠見建築