老後のことを見通し、将来1階のみで生活できるように改修したいという設計依頼です。ご夫婦の10の連想では、草原、緑、風、朝、太陽・朝日など自然に関する言葉と、熊、プーさん、小鳥など動物に関する言葉に共通性がありました。ここから、光一杯で自然が感じられ、動物と一緒に住める楽しい家にしたいと考えました。リビングダイニングは2階の床を抜いて吹抜にすると共に、南面に全開口サッシを設けてウッドデッキを繋げることで、庭との一体感を持つ広々とした明るい空間にしました。吹抜部分の窓からは空、月、星が見え、景色を楽しむことができます。1階東側は将来寝室スペースとし、階段の上り下りが難しくなった際に寝室として使えるようにしました。また、将来寝室から続くサンルームはご夫婦が飼われているカメたちと四季を感じながら、のんびりとくつろげるスペースです。