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トルコをサイトに選んだ理由は、UIAの大会がイスタンブールにて行われたことです。UIAでの発表会では、芦原太郎氏と中村享一氏、トルコの建築家キリック氏、トルコ人エコノミストのディイグ氏の講評を得ることができたのみならず、まとめの挨拶をJIA会長の小倉善明氏と古谷誠章にいただきました。参加者にとって良い経験になったと思います。随行講師は、首都大学東京の山田幸正教授、氏はイスラム建築の研究者であり、トルコの建築に対して、この上ない情報をいただきました。期間は、2005年6月29日~7月10日、実質10日間の日程。アンカラに入りカッパドキア、コンヤ、アンタルヤ、パムッカレ、イズミールを廻る過程でヴァナキュラーを抽出しコンセプトを設定する。そしてイスタンブールに移動し、UIA会場にて提案を含めてその成果を発表するという内容です。参加者は12名、建築家、大学院生、大学生、高校生、年齢も17歳から52歳という混成部隊であるがゆえに、その視点にはバリエーションがあり、個性的な提案に対してトルコの建築家たちの評価は上々でした。