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フィリピンをサイトに選んだ理由は、当方が英国から帰国後の最初のクライアントであるプレゲンス氏が小さい頃、フィリピンに住んでおられたことがあり、氏との話の中で、フィリピンでワークショップをやろう、ということがきっかけです。プレゲンス氏はルーテル学院大学教授で英語教師、異文化コミュニケーションを専門としておられます。氏は当方の拙著「心と対話す建築・家」の翻訳をしていただいた方で、その中で海外のワークショップについて言及しており、随行講師としては適任です。また、建築家の田口知子氏を随行講師に招いたことで、よりアクティブなワークショップになったと思います。毎晩の建築談義は参加者にとって、この上ない経験であったかと思います。期間は、2008年3月10日~19日、実質9日間の日程、マニラに入り1泊、そして北に向かい世界遺産の棚田で有名なバナウエで2泊、途中ボントックを経由し、バギオに2泊する間にヴァナキュラーを調べ、コンセプトを見出す。そして、マニラに4泊、敷地を設定して何らかのデザインをするというプログラムです。現地での講評者はプレゲンス氏の紹介で、ルーテル教会牧師のジェームズ氏と牧師タラン氏、養護学校校長先生のジュビー氏、実業家のタブリゾ氏でした。参加者は大学院生3名、大学生17名の合計20名という大所帯のメンバーで、フィリピンのヴァナキュラーを手掛かりに個性あるプロジェクトが生まれました。