オアーゼの設計を依頼されたときに、まず「オアーゼ」という場を知ることが大切だと感じました。
若い臨床心理士や教師など人と関わる人達の相談やセミナーなど心を扱う場として相応しい空間とは何かということです。

意味のきっかけを依頼者が創り、それを意味づけデザインとして変換するのが建築家の役目であることが、心を扱う場のデザインプロセスとして相応しいと考えました。

配置計画として3宅のテラス住宅ですが、戸建の雰囲気も出しつつ、アプローチに迎え入れるような雰囲気を出すべく、雁行型のブロックプランとしました。
共通のデザインとしてリビングを吹抜けとし、そこから階段で2階へ行く計画により、限られた面積ながらも広い雰囲気を出すと共に、南側の景観を楽しめるようにしました。
個別のデザインとしては、キッチンです。E宅のデッキとの繋がりを考慮し南側に配したもの、B宅の会話を考慮したセミオープンなプラン、S宅の昔海外で住まわれた時のキッチンの思い出からU型にするなどの特徴を持っています。

 

所在地:神奈川県藤沢市
店舗床面積:73㎡
施工:岩間表具内装店
竣工:2005年2月